Amazon「追跡可能率」のアカウント健全性指標追加(2021/04〜)への対応まとめ

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追跡可能率とは、商品購入時「いつ商品が届くのか、今どこにあるのかを知りたい」という購入者の期待に、各セラーがどれだけ応えられているかを可視化したものです。

各セラーで出荷された配送総数のうち、注文に対する正確な伝票番号を登録できている配送の割合を示します。

2021/04から、「追跡可能率」のアカウント健全性指標へ追加されます。今後、自社出荷として出品権限を維持するためには、追跡可能率の維持(95%以上)も必須となって来るわけです。自社出荷セラーがやるべきことをまとめました。

 

①出荷通知に配送業者とお問い合わせ伝票番号を正確に登録する

Amazonで自社出荷する場合、出荷セラーが出荷通知を送る必要がありますが、その際、「お問い合わせ伝票番号」を必ず入力するようにしましょう。

<入力時の注意事項>
●消費税・送料込みで2,000円以上の注文が計測の対象
(中国セラーの場合、消費税・送料込みで1,000円以上の注文)
●問い合わせ番号、配送会社の入力は正確に。「その他」の選択は無効
●商品到着後にお問い合わせ伝票番号がアップロードされても、ユーザーは利用できなかったことになるので無効
●出荷通知は配送業者が集荷してから4時間以内にAmazonに送信

<追跡可能率の計測対象外となるもの>
●消費税・送料込みで2,000円未満の注文
(中国セラーの場合、消費税・送料込みで1,000円未満の注文)
●日本、中国以外からの注文
●配送を必要としないデジタル商材
●西濃運輸もしくは福山通運を利用した大型商材の国内配送

 

②Amazonで追跡できる配送業者を利用する

現時点で、Amazonにて追跡可能な配送業者は以下の通りです。

※Amazon公式ヘルプページより

 

③追跡可能率を95%以上にキープする

直近30日間で追跡可能率95%を切った場合、そのカテゴリーで自社出荷ができなくなります。

<追跡可能率の算出方法>
追跡可能率 = 有効なお問い合わせ伝票番号の登録された配送数 ÷ 出荷通知された配送総数

有効なお問い合わせ伝票番号の登録された配送数とは、「一度でも配送会社による物理的なスキャン記録があれば有効(※Amazon公式ページより抜粋)」とされます。

 

④追跡可能率を定期的に確認

今後は、自社出荷しているセラーは追跡可能率についても定期的に確認・把握しておく必要があります。

<追跡可能率レポートの確認方法>
パフォーマンス>アカウント健全性>出荷パフォーマンス>追跡可能率
こちらでレポートをダウンロードできます。

 

抵触した場合の対応方法

万が一指標を出品権限を復活させるには、「パフォーマンス改善計画」を作成しAmazonに提出する必要があります。

<出品権限を回復するためのパフォーマンス改善計画を作成する>
https://sellercentral.amazon.co.jp/gp/help/help.html?itemID=G201623610&language=ja_JP

 

まとめ

昨年末にAmazonより発表された、マケプレプライムの参加要件の追加も合わせて考えると、自社出荷がどんどん厳しくなってきているように思えますが、ユーザー視点から言えば、ユーザーが正しい追跡番号を知るということは当たり前の権利です。
ただ、やはり、やらなければならない作業も増えるので、FBAへの移行を考えるセラーさんも少なくはないと思います。

変わっていくAmazonルールと、それを踏まえた自社にとってのAmazon販売のメリットデメリット。考え直す必要がありますね。

 

 

 

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